Private Collection
作品について
「私たちは自由意志を持っているようで実は自然法則に従って生きている」というオランダの哲学者バルフ・デ・スピノザの言葉に触発され、「ゆらぐ自画像」を描き続ける。
アイデンティティに迫ることにより見え隠れする自身の生い立ちを透明なガラスの壁の中で育つ水槽の中の存在と重ねた。
「ゆらぎ」や「うつろい」をなぞらえる銀箔を硫化させ黒変させる行為は、コントロールの効かない予測不能な結果をもたらす。その中に美を見出そうとする試みが、先行き不透明な時代を生きる私達の「希望」へ、少しでも繋がれば幸いである。
『魚意、魚意、御意』
(京都芸術大学・WEB SPURT展2020 遠藤水城賞 受賞)
- 2020年
- 350×270mm
“Gyo-i, Gyo-i, Gyo-i”
(Fish’s will, Fish’s will and Your will)
- 2020
- 350×270mm
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